ビッググランプリ（1995年生、母ライフサイクル）

ビッググランプリ（1995年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンシングブレーヴ（当時12歳）と交配したライフサイクルが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿行牧場。戦績は、中央平地38戦2勝2着1回、中央障害4戦1勝2着1回。1997年の小倉3歳ステークス(G3)で3着に入った他、1997年のフェニックス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

7月13日、デビュー戦は常石勝義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシリアスゲームを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月16日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた3戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

10月18日、連闘で迎えた6戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（1998年）

1月31日、中7週で迎えた9戦目は、4歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた12戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月20日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた17戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず14着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のジョーセレブレイトを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

4歳（1999年）

1月10日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

2月20日、中2週で迎えた24戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春光賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（9戦1勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた26戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の摂津特別（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフィールドウェイにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5月2日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月23日、連闘で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は常石勝義騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月11日、中6週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（13戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の相模湖特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

5歳（2000年）

3月18日、約4か月半の休み明けで迎えた38戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた39戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は常石勝義騎手（15戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた40戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で常石勝義騎手（16戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウシナノから約11馬身差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた41戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で常石勝義騎手（17戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた42戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で常石勝義騎手（18戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のセリサイトダンディに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。