ジャックナイフ（2014年生、母スーパーマルトク）

ジャックナイフ（2014年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「折り畳み式の小型ナイフ」。毛色は鹿毛。種牡馬のカンパニー（当時13歳）と交配したスーパーマルトクが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は竹中牧場。主な勝ち鞍は2020年のエメラルド特選(C1-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、竹中牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって388.8万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月12日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったアディラートに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

3歳（2017年）

2月26日、中8週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入った。

3月26日、連闘で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2018年）

2月7日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセフティバレンチノを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセフティバレンチノに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったツジラピテスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のファイヤーワークスに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

10月21日、約7か月の休み明けで迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月8日、中6週で迎えた12戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5歳（2019年）

1月27日、中6週で迎えた13戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月3日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6歳（2020年）

1月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月23日、中6週で迎えた18戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1 11（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリーダーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のコウユーハレワタルをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

3月29日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエリーアワードを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

4月12日、中1週で迎えた21戦目は、長崎街道常盤橋特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた22戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、長崎街道木屋瀬宿特選（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリーダーズにハナ差届かず2着に惜敗した。

5月23日、中1週で迎えた23戦目は、エメラルド特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクライベイビーに2馬身の差をつけて7勝目を収める

6月6日、中1週で迎えた24戦目は、クレマチス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のビヘーヴに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月6日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、もみじ賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、シゲルヤングコーンに3/4馬身交わされて2着となった。

11月23日、中1週で迎えた26戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、天正月賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、師走賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

7歳（2021年）

1月11日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた28戦目は、王春賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したテイエムゴールデンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中2週で迎えた29戦目は、端月賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシェイクユアボディに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中1週で迎えた30戦目は、三寒四温賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したエンパシーにハナ差届かず2着に甘んじた。

2月28日、中1週で迎えた31戦目は、さざんか賞（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドパールに1馬身1/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月13日、中1週で迎えた32戦目は、こぶし賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（8戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカンワールドを豪脚でクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

4月3日、中2週で迎えた33戦目は、佐賀桜花賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったエアーポケットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、卯月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（10戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。