メイショウタンドル（2002年生、母メイショウリラ）

メイショウタンドル（2002年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋優しい（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時14歳）と交配したメイショウリラが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方36戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は2007年の一般C12。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

6月26日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた4戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた5戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

12月5日、中4週で迎えた6戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、幸せの音賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2006年）

1月4日、連闘で迎えた8戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の一般C22 C23（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

1月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、愛未・貴登誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクノッソスを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた11戦目は、瀬川雅貴・足立悠子結婚記念（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C20（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユミアヤカに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の一般C20（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘイセイチャンスを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた16戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 雨/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテラノハイリーフを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C19（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はヘイセイチャンスと並んで1着同着となった。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C16（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウライセプターを上がり0位の末脚で半馬身差し切って3勝目を手に入れた。

8月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

9月27日、中6週で迎えた22戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ウイニングラッセンに半馬身交わされて2着となった。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（13戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイサミチヤフルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月17日、中2週で迎えた25戦目は、リンドウ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に終わった。

5歳（2007年）

9月19日、約10か月の休み明けで迎えた26戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（16戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のジャネットローズに5馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月4日、中1週で迎えた27戦目は、文彦・綾乃年の差なんて（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（17戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（18戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったニシノコクリュウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（19戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のルスナイレッドに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月6日、中4週で迎えた30戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた31戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（20戦5勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミスズキセキに3/4馬身交わされて2着となった。

6歳（2008年）

6月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた32戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた33戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したスズカジェムにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月17日、中2週で迎えた34戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、一般C10（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マットワンダーに3/4馬身交わされて2着となった。

9月17日、中3週で迎えた37戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた38戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったナゴヤコマチに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月20日、中3週で迎えた40戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。