ナゴミ（2012年生、母ペイデュソレイユ）

ナゴミ（2012年2月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「和み、おだやか」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時11歳）と交配したペイデュソレイユが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方5戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ムラカミファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

崎山博樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月12日、デビュー戦は義英真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3歳（2015年）

3月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は義英真騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた8戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

7月8日、中8週で迎えた9戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したケイツーミネルバを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月16日、連闘で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナノハナに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた11戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセルリアンセレーノに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月27日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。