ファステストシチー（2018年生、母プリンセスミユキ）
Fastest City
2018.01.28
ファステストシチー（2018年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最速+冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時7歳）と交配したプリンセスミユキが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム株式会社。主な勝ち鞍は2021年の一般C2六。
経歴
デビュー前
友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。
奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
11月23日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。
3歳（2021年）
5月15日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。
6月12日、中3週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。
6月20日、連闘で迎えた4戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。
8月21日、中8週で迎えた5戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。
10月13日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。
10月31日、中2週で迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。
11月7日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったネオアビーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
11月22日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。
11月29日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
12月6日、連闘で迎えた11戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のレッドアヴニールをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。
デビュー前
友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。
板垣吉則厩舎（岩手）へ入厩。
4歳（2022年）
1月19日、中5週で迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したミスハイローラーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
2月2日、中1週で迎えた13戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。
2月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアップショウ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
3月2日、中1週で迎えた15戦目は、SAKI22イーヤーサーサー（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったメイショウランブに詰め切れず、6馬身差の2着となった。
3月10日、連闘で迎えた16戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったサクラトップメジャに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
4月13日、中4週で迎えた17戦目は、一般C6（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴィーヴァラモーヌに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
4月25日、中1週で迎えた18戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、犬山城特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャシオンに3馬身の差をつけて優勝
5月19日、中2週で迎えた19戦目は、牡丹賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイメイカカンに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月26日、連闘で迎えた20戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマルブツハーモニーを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。
6月7日、中1週で迎えた21戦目は、アンドロメダ座特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のペイシャシオンに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
6月22日、中1週で迎えた22戦目は、植田特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のモズザベストに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。
8月10日、中6週で迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、サードニクス特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったタカジョーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
8月31日、中2週で迎えた24戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、乙女座特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、3着に終わった。
9月21日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、秋の夜特別（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。
11月24日、中8週で迎えた26戦目は、名古屋チャレンジカップ ディアナ賞（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。
12月11日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2500m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。
2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
デビュー前
友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。
那俄性哲也厩舎（高知）へ入厩。
3月7日、デビュー戦は嬉勝則騎手を鞍上に据えて、定年退職祝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。
5歳（2023年）
3月29日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C1-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。
4月8日、中0週で迎えた29戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で嬉勝則騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。
4月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嬉勝則騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。