タイセイジュピター（2011年生、母カツラドライバー）

タイセイジュピター（2011年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の主神」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したカツラドライバーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、中央障害1戦0勝、地方23戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2-5。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田中成奉によって2,625万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

8月2日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

10月4日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた3戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、連闘で迎えた4戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のローツェフェイスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月29日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったメイショウエクサにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月8日、連闘で迎えた6戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月13日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャイニードルチェに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2015年）

3月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月11日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったアメリカンディーゴに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、サポートソングに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノホテイソンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、月見草賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のシャンパンビーチに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のクロスソードを半馬身振り切って1番人気に応えた。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

10月12日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5歳（2016年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月17日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（8戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（9戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月27日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた27戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 38（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。