セキサンダンスイン（2006年生、母セキサンシラオキ）

セキサンダンスイン（2006年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時13歳）と交配したセキサンシラオキが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地36戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったバンガロールに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は2着のフキラウソングに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

3月14日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた12戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたカノヤトップレディ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2010年）

1月31日、中6週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたプリティダンス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月13日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したブルーモーメントを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したナリタシャトルにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月28日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたスマートグリッド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月2日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高倉稜騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマイウエイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中8週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高倉稜騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で高倉稜騎手（6戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

5歳（2011年）

1月23日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月26日、中4週で迎えた32戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた33戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

7月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた34戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

7月23日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。