ミリオンヒット（1997年生、母アイドルシンガー）

ミリオンヒット（1997年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時11歳）と交配したアイドルシンガーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、地方39戦7勝2着6回。2000年の東京湾カップ(地方重賞)で2着に入った他、2002年の報知グランプリカップ(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井牧場から「北海道7月特別市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

大塚三郎厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2000年）

5月22日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は467kg。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセクシーディナーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のラップラインに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のシンコウヴィクターに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月12日、中7週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったアサイチバンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバクシンフージンに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、マーズ特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた7戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイシュウプライムに1馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイブキノカラジシを3/4馬身振り切って5勝目をゲットした。

12月20日、中4週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったリガメエントキセキに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4歳（2001年）

1月16日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の初富士賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアメジスト特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月30日、中6週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスピーディドゥにクビ差届かず2着となった。

5月21日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の’01スターライトカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（12戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の’01シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったジャストアドラゴンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月20日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の’01サマーナイトカップ（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（14戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のベルモントデーンズを3/4馬身振り切って優勝

8月10日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の’01トワイライトカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（15戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルサンサンを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って7勝目をマークした。

8月28日、中2週で迎えた19戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞のTVK盃（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（16戦7勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（18戦7勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2002年）

1月2日、中5週で迎えた23戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリガメエントキセキを差し切れず、2馬身差の2着となった。

2月11日、中5週で迎えた24戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月15日、中9週で迎えた26戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（19戦7勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

7月24日、中5週で迎えた28戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた29戦目は、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

9月18日、中4週で迎えた30戦目は、G2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は的場文男騎手（20戦7勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた31戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（21戦7勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6歳（2003年）

2月11日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

2月19日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのきさらぎオープン（大井ダート1790m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた34戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1190m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（22戦7勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（23戦7勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞のマイルグランプリ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（24戦7勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンの万緑特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた39戦目は、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1190m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。