トウショウパワーズ（2002年生、母シスタートウショウ）

トウショウパワーズ（2002年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋能力」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時9歳）と交配したシスタートウショウが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地31戦5勝2着4回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の松籟ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

鶴留明雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のパープルイーグルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月20日、中5週で迎えた2戦目は、3歳500万下のつばき賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったエイシンニーザンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月9日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

10月29日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマイネルモンシェリを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4歳（2006年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のロックスピリッツをクビ差振り切って2勝目をマークした。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

8月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るアキノレッドスターを猛烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月7日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたアエローザ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月29日、中2週で迎えた16戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したマイクラリネットにクビ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（9戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のホッコーパドゥシャをハナ差振り切って4勝目を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマキハタサイボーグを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

3月4日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（11戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

9月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた23戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず15着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた24戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月2日、中3週で迎えた25戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（12戦5勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた27戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月9日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

7歳（2009年）

1月18日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り雨/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

6月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。