ロングワカタカ（1990年生、母ロングシャープ）

ロングワカタカ（1990年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時10歳）と交配したロングシャープが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高野牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の竜飛崎特別(500万下)。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月15日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 曇/不良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

3歳（1993年）

7月10日、約11か月の休養明けで迎えた2戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエレガントブーケに半馬身届かず2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユートピアサウンドを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のビューティーメイクに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

11月6日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（4戦2勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた7戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の比良山特別（京都芝2200m 外回り雨/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に終わった。

4歳（1994年）

3月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。