ダーティーマネー（2005年生、母ミヨノブライト）

ダーティーマネー（2005年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「汚れた＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時12歳）と交配したミヨノブライトが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方35戦2勝2着12回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上D3四。

経歴

デビュー前

当歳のとき、渕瀬ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、様似木村牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月28日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

11月11日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3歳（2008年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のたんぽぽ賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エイユーパッションに3/4馬身交わされて2着となった。

4月16日、中4週で迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップパパイヤ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月22日、中9週で迎えた7戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスプリングラッキーから4馬身差の2着となった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦のベテルギウス特別（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月13日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた11戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマイエンブレムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D3四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイベストに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、サクラシンフォニーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったタマモピーターパンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したスガノオペラに半馬身届かず2着となった。

1月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したユキノジャガーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた22戦目は、岡田晴樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた23戦目は、上村勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したシルクアンコールにクビ差届かず2着となった。

5月6日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上C1（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上村勇人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワンダーピュアティにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月29日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で上村勇人騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスターオブアモーレをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村勇人騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5歳（2010年）

3月26日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般D3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ウェリナに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ピクチャーオブユーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月18日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず3着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた33戦目は、オースミレパード特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月15日、中1週で迎えた34戦目は、山地仁哉邸祝新築特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハイフレンドピュアを半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

5月29日、中1週で迎えた35戦目は、高知ぼうしパン特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉兼育康騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた36戦目は、紫陽花街道特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉兼育康騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた37戦目は、わぬけ様特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉兼育康騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた38戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月27日、中5週で迎えた39戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で目迫大輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた40戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月7日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた41戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。