スイートジェシカ（1989年生、母スイートイブ）

スイートジェシカ（1989年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時13歳）と交配したスイートイブが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回、地方21戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

7月20日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

9月14日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクレアールタカオに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

11月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の赤松賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

3歳（1992年）

3月15日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、C.ナカタニ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、メイショウバリウスに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月4日、中2週で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

11月7日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

4歳（1993年）

1月5日、中4週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカオリローマンに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月14日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月21日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた23戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、平湯特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、水車特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月14日、中3週で迎えた25戦目は、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったカムアロングから8馬身差の2着となった。

5歳（1994年）

1月12日、中3週で迎えた26戦目は、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた27戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2イ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のキャタオラトップに半馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

2月21日、中1週で迎えた29戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた30戦目は、春蘭特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた31戦目は、日刊スポ杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月27日、中2週で迎えた32戦目は、ふじの花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた33戦目は、小瀬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月25日、約5か月の休み明けで迎えた34戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲヒサルビーに4馬身の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

6歳（1995年）

4月30日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた35戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったクロスファイアからクビ差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブーゲンビレアに2馬身の差をつけて制した。

6月4日、中2週で迎えた37戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーカチドキに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月21日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミサンガに4馬身の差をつけて7勝目を掴み取った。

7月16日、中3週で迎えた39戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、槍ケ岳特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月16日、約3か月の休養明けで迎えた40戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカメーカーに3/4馬身の差をつけて8勝目を奪取した。

11月5日、中2週で迎えた41戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、養老特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた42戦目は、雷鳥特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（7戦4勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。