テキサスヒット（1991年生、母ノースジェリー）

テキサスヒット（1991年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスプレンデイドモーメント（当時8歳）と交配したノースジェリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地27戦1勝2着3回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

7月10日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

3歳（1994年）

2月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

2月26日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月27日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったハシノカンムリにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた9戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、マラキムジュニアに半馬身交わされて2着となった。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月10日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャリアジョケツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月30日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蓑田早人騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で蓑田早人騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蓑田早人騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

4歳（1995年）

5月13日、約7か月の休養明けで迎えた20戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月17日、中4週で迎えた21戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウタイカンを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月9日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月23日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた25戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

11月11日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。