エクレアオール（2013年生、母ゴーファイトウィン）

エクレアオール（2013年1月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時14歳）と交配したゴーファイトウィンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方21戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年のタンザナイト賞(一般B2四)。

経歴

デビュー前

7歳のとき、社台ブラッドメアから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、赤石牧場によって165万円で落札された。

荒山勝徳厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2015年）

10月16日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 雨/良）に出走。馬体重は501kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリフェーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたフジマサキング決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

12月31日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2016年）

1月12日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンの’16桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月9日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のブレイドライザーに4馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

7月12日、中4週で迎えた6戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のランジャタイを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

8月17日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトききょう特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のインカローズに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた8戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、長月賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のリンガスアリュールをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月26日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、タンザナイト賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（6戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のネスターに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2017年）

2月21日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3月24日、中3週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、八丈島フリージア賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたテラザインパクト決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5月9日、中6週で迎えた12戦目は、’17メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月11日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、オフト後楽園賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月16日、中5週で迎えた15戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でR.クアトロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5歳（2018年）

4月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、次回はゴールデンリレー2DAYS賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

7月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた18戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた19戦目は、ドリームナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月27日、中5週で迎えた20戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、ミザール賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月1日、中4週で迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、住めば、北区東京。盃（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた22戦目は、グラマラスナイト賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉井章騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6歳（2019年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、競馬場で歩いて健康になろう賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた24戦目は、一般B2五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。