シルヴァーゼファー（1998年生、母マイフレンド）

シルヴァーゼファー（1998年5月16日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時10歳）と交配したマイフレンドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）飛渡牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回、地方24戦1勝。主な勝ち鞍は2001年のさくらんぼステークス(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月6日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のテンクウジョーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳500万下のカトレア賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた4戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、スティーマーにアタマ差交わされて2着となった。

4月28日、中8週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたフラワーヒル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のドリームカムカムに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月17日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で3歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のカオリジョバンニに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（2002年）

2月17日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

3月30日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

5歳（2003年）

4月13日、約12か月半の休み明けで迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい18着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。15着に敗れた。

6歳（2004年）

6月20日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた14戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、赤城山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後はブルーパシフィック、メタルカラーと並んで1着同着となった。

8月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、涼風賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

8月20日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた17戦目は、サーフサイド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた18戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた20戦目は、一般B2四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般B2四 B3三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

7歳（2005年）

2月14日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のバレンタイン特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた23戦目は、雛祭特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4月29日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、ムーンシャイン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

5月17日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた25戦目は、ハンデ戦の宮沢湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた26戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた27戦目は、パール賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた28戦目は、七夕特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、海の日特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月28日、中0週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

8月1日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦のベガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた32戦目は、トワイライトオープニング特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた33戦目は、カノープス賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のあやなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（6戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた35戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

9月12日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた36戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（8戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の浦波スプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。