サクラスプリーム（2001年生、母サクラジュリエット）

サクラスプリーム（2001年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋至高の、最高の」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時16歳）と交配したサクラジュリエットが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の門別町建設協会特別(一般D2-2)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月25日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月29日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（2004年）

3月6日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた9戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた10戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

9月22日、中8週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月7日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた13戦目は、一般D4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた14戦目は、Aiba留萌開設記念賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般D4-2（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったジーティーフローレから1馬身半差の2着となった。

4歳（2005年）

4月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、一般D4-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-1（札幌(地)ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般D4-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般D4-1（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、一般D4-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のハートフルライズに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、プルート特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。5着を確保した。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、フェクダ特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトゥデイフォーユーから2馬身半差の2着となった。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、ペルセウス特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は小野望騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

9月27日、中3週で迎えた26戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般D2-2（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

10月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

10月25日、中1週で迎えた28戦目は、門別町建設協会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のシーズゲイルに3/4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。