エンドゲーム（2014年生、母タイキクラリティ）

エンドゲーム（2014年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大詰め」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したタイキクラリティが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はパカパカファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダーレー・ジャパンによって3,672万円で落札された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月16日、中8週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスティームに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中5週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3歳（2017年）

4月1日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 雨/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

12月10日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（2018年）

4月28日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り小雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

5歳（2019年）

1月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、七福神特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったバララットゴールドにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

1月31日、中3週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、玄武特別（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた17戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、川崎競馬1年間しめくくり特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、夢をありがとう!石崎隆之記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた19戦目は、春爛漫特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた20戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、八十八夜特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキングポセイドンにアタマ差届かず2着となった。

5月13日、中1週で迎えた21戦目は、開成町瀬戸屋敷風鈴まつり特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた22戦目は、浜茄子特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村裕基騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた23戦目は、織姫・彦星特別（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村裕基騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた24戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、M2のせきれい賞（エスポワールシチー賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた25戦目は、オーガストスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は岡村裕基騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた26戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカフェシュヴァルツに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

10月28日、中3週で迎えた28戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカメチャンを3/4馬身振り切って制した。

11月10日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカメチャンに2馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

12月7日、中3週で迎えた30戦目は、クリスマスローズ賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンエイフラワーに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月23日、中1週で迎えた31戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、銀嶺賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴッドミラクルに2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2020年）

1月5日、中1週で迎えた32戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルバローネに9馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた33戦目は、桃花特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた34戦目は、卯月特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディグニファイドに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月28日、中1週で迎えた35戦目は、桜花特別（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた36戦目は、青葉特別（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

9月23日、約4か月の休養明けで迎えた37戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のテレ玉BACHプラザ特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた38戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、陽月特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。