エスポワールミノル（2017年生、母マイプラーナ）

エスポワールミノル（2017年4月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「希望(仏)+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のケープブランコ（当時10歳）と交配したマイプラーナが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。戦績は、中央平地14戦0勝2着2回、地方11戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2021年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉岡實によって3,456万円で落札された。

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

5月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、6着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

4歳（2021年）

2月14日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月14日、中1週で迎えた6戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

7月10日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月6日、中5週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた9戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、チョウワイルドに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のクレールフォルムに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月2日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2022年）

1月27日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったブリリアドロに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月11日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウフジタカを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたビスバルト決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したマムティハットに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月22日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた18戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、宗祇水賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパッドゥラパンに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月24日、中1週で迎えた19戦目は、処暑特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒシハムザリバーに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヘネラルカレーラに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラスの岩船特別（新潟芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた22戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの栄特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたストップザタイム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6歳（2023年）

1月14日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラスの帆柱山特別（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた24戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月20日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラスの二王子特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

10月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

11月4日、連闘で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

2023年11月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。