スパーブ（2005年生、母グッドルックス）

スパーブ（2005年2月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「天下一品」。毛色は芦毛。種牡馬のアラムシャー（当時5歳）と交配したグッドルックスが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C6一。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

8月11日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた9戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の如月賞（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた10戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず14着に終わった。

5月2日、中7週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳F3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るホクザンキングダムを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

6月11日、中5週で迎えた12戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、3歳F2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったウインドコーストに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月6日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた16戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳F1三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のアポイカムイに3馬身の差をつけて優勝

10月23日、中2週で迎えた20戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月20日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

4歳（2009年）

1月30日、中5週で迎えた25戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したスプリングブリッジに3/4馬身届かず2着となった。