ロックハンドパワー（2010年生、母ホウヨウターゲット）

ロックハンドパワー（2010年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時7歳）と交配したホウヨウターゲットが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、地方13戦5勝2着2回。2012年の若駒賞(地方重賞)に勝利した他、2012年の寒菊賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、豊洋牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉浩によって504万円で落札された。

菅原勲厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2012年）

6月24日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエティエンヌに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月29日、中4週で迎えた2戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたヴェルシュナイダー決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のビギナーズカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のハカタドンタクを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

10月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヴェルシュナイダーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月18日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマンセイグレネードに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2013年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったブリリアントロビンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月6日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハカタドンタクに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（8戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月1日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、宮古秋まつりレース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のイーハトーブマイル（盛岡ダート1600m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。