グロリユーノワール（2018年生、母サマーラグーン）

グロリユーノワール（2018年6月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「光り輝く黒(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時11歳）と交配したサマーラグーンが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月20日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のインヴァネスを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月21日、中6週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2021年）

1月11日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

6月19日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のアヴァノスに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月14日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦1勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた12戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2022年）

1月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた14戦目は、狸穴坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた15戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

3月29日、中2週で迎えた16戦目は、十貫坂賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

6月10日、中9週で迎えた17戦目は、団子坂賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた18戦目は、富士見坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千田洋騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、昌平坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で千田洋騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で千田洋騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた21戦目は、ホッケータウン賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で千田洋騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた22戦目は、宮益坂賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で千田洋騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月23日、中1週で迎えた23戦目は、日吉坂賞（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で千田洋騎手（10戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた24戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定M3のヴィーナススプリント（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ハヤテ特別（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた26戦目は、一般B1（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた27戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（2023年）

3月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 雨/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアリアナバローズを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。