ディフィーター（2006年生、母ディコーラム）

ディフィーター（2006年4月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ディフィート（打ち負かす）より、打ち負かす人」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時13歳）と交配したディコーラムが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年のアンバー賞。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（2009年）

5月9日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず13着に敗れた。

6月8日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のモンピュアに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた5戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4歳（2010年）

1月13日、中4週で迎えた6戦目は、フレンドリーブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい16着に終わった。

11月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5歳（2011年）

3月26日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月17日、中6週で迎えた11戦目は、東日本大震災復興支援メイスター賞（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

6月8日、中2週で迎えた12戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた13戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったドリームストライドを半馬身捉え切れず2着となった。

8月14日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2012年）

2月11日、約5か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた18戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（9戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

7月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、カシオペア賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（10戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。