モンピュア（2006年生、母Bella Vitessa）

モンピュア（2006年3月10日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋純粋な」。毛色は鹿毛。種牡馬のモンジュー（当時10歳）と交配したBella Vitessaが15歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方28戦5勝2着9回。主な勝ち鞍は2011年のホテル四季の風特別(一般A2-1)。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。17頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、B.シン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

3歳（2009年）

6月8日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアンバー賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったディフィーターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月12日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったセイウンシグナルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

7月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシルクエステートにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月30日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月25日、中7週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

12月19日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

4歳（2010年）

3月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、春暖特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファイヤーボーイを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた11戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のキングゴールドオーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月2日、中2週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

6月30日、中7週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、カズサハイウェイに交わされて1馬身差の2着となった。

8月14日、中5週で迎えた14戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた15戦目は、レダ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスジーストリームに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、三石川特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したリンガスファーストを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中7週で迎えた18戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月12日、中3週で迎えた19戦目は、名古屋チャレンジカップオルフェウス賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ヨドノブラボーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

2月16日、中4週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1870m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るルナドリームを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

6月4日、中2週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず15着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた23戦目は、JA平取町「ニシパの恋人」特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジャーテーストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月28日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月25日、中3週で迎えた25戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた26戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の雪印ストリングチーズ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサイアーエフェクトにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月2日、中1週で迎えた28戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ホテル四季の風特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタグハンターを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って優勝

11月16日、中1週で迎えた29戦目は、JA門別美味ネギ君特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6歳（2012年）

5月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、サッポロ大地のZERO特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

5月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた31戦目は、ひなげし特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた32戦目は、JA平取町「ニシパの恋人」特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた33戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、キングカメハメハ・プレミアム（門別ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた34戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったセンノデバギヤにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

9月4日、中3週で迎えた35戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた36戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた37戦目は、スウィフトカレント賞（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、センノデバギヤに交わされて2馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた38戦目は、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた39戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた40戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミスチフキッツに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。