ニコールバローズ（2009年生、母ブーケドレーヌ）

ニコールバローズ（2009年1月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時9歳）と交配したブーケドレーヌが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道中川郡池田町、生産者は（株）新田牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の紫川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、新田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、新田牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、新田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、猪熊広次によって735万円で落札された。

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

8月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーホウアマポーラを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

11月5日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

12月10日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

3歳（2012年）

2月11日、中8週で迎えた5戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したアイラブリリを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンライズサルーテに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月16日、中9週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた11戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

12月2日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の浜名湖特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

4歳（2013年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

5月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のニシノニカを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月10日、連闘で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHBC賞（函館芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したサトノヒーローに3/4馬身届かず2着となった。

12月1日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5歳（2014年）

2月1日、中8週で迎えた20戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のトキノゲンジをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

3月15日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

8月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

10月26日、中6週で迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクロフネカップ（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

6歳（2015年）

1月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下のサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

2月28日、中7週で迎えた29戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。