マイヨアポア（2018年生、母エバーローズ）

マイヨアポア（2018年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「自転車レースのツールドフランスで山岳賞に与えられるジャージの略称」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したエバーローズが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はスピードフアーム。2024年のルミエールオータムダッシュ(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月5日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月4日、中9週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチャペルレーンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月25日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したジュノーを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、抜け出したエターナルピースにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林脩斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリネンデザインに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小林脩斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスターリングワースに半馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2022年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小林脩斗騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイートカルデアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月13日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小林脩斗騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアラゴナイトをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

7月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月11日、中6週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの浜松ステークス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて14着に終わった。

10月16日、中4週で迎えた14戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5歳（2023年）

3月25日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

5月7日、中5週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの駿風ステークス（新潟芝1000m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

6月18日、中5週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

8月12日、中7週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のディアナグランに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2024年）

5月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月28日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。17着に敗れた。

10月27日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンのルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、2着のカフジテトラゴンをクビ差制して5勝目をゲットした。