ギガキング（2018年生、母ウルフコール）

ギガキング（2018年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時23歳）と交配したウルフコールが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷藤弘美。2024年のグランドマイラーズ(S2)に勝利した他、2021年のダービーグランプリ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷藤弘美から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、尾崎智大によって231万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

6月25日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ2（門別ダート1700m 雨/良）に出走。馬体重は454kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のオノマトペに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラピスラズリ特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったノートウォージーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月1日、中1週で迎えた4戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったシビックドライヴに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月3日、中4週で迎えた5戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のシンタロウに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月16日、中3週で迎えた7戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

3歳（2021年）

2月18日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦の花見月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のノットリグレットに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

4月21日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったジョエルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた11戦目は、3歳S2の東京湾カップ（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るギャルダルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月9日、中4週で迎えた12戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた13戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦2勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月15日、中8週で迎えた14戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジョエルをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月2日、中8週で迎えた16戦目は、3歳オープンの三里塚賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で和田譲治騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゾディアックレーヴを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2022年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で和田譲治騎手（9戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタノオクトパスに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月24日、中4週で迎えた18戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で和田譲治騎手（10戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月22日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、短夜賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で和田譲治騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキタノオクトパスに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月18日、中3週で迎えた20戦目は、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で和田譲治騎手（12戦6勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月28日、中9週で迎えた21戦目は、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で和田譲治騎手（13戦6勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月3日、中4週で迎えた22戦目は、Jpn1のJBCクラシック（盛岡ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で和田譲治騎手（14戦6勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月8日、中4週で迎えた23戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で和田譲治騎手（15戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5歳（2023年）

1月17日、中5週で迎えた24戦目は、チバテレ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で和田譲治騎手（16戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアナザートゥルースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月8日、中2週で迎えた25戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で和田譲治騎手（17戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアナザートゥルースを交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

4月20日、中9週で迎えた26戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で和田譲治騎手（18戦8勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた27戦目は、S1の大井記念（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で和田譲治騎手（19戦8勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた28戦目は、短夜賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で和田譲治騎手（20戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のスワーヴアラミスをアタマ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

8月9日、中6週で迎えた29戦目は、S3のフリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で和田譲治騎手（21戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロードレガリスを3/4馬身振り切って勝利数を12に伸ばす

12月7日、約4か月の休み明けで迎えた30戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で和田譲治騎手（22戦10勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2024年）

1月18日、中5週で迎えた31戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で和田譲治騎手（23戦10勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた32戦目は、駿麗賞（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は25戦連続で和田譲治騎手（24戦10勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディアセオリーに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月7日、中3週で迎えた33戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は26戦連続で和田譲治騎手（25戦11勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のナニハサテオキに3馬身の差をつけて勝利数を14に伸ばす

5月1日、中7週で迎えた34戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は27戦連続で和田譲治騎手（26戦12勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg減らして迎えた35戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月28日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた36戦目は、フリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったナニハサテオキにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた37戦目は、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた38戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（27戦12勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。