サクラセレーネ（2001年生、母サクラメールディ）

サクラセレーネ（2001年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の月の女神」。毛色は芦毛。種牡馬のサクラローレル（当時10歳）と交配したサクラメールディが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）新和牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月22日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

7月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月2日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

11月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/不良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、2着となった。

3歳（2004年）

1月5日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノラヴに約12馬身の大差をつけて未勝利勝ちを決めた。

1月31日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

9月11日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったシャンゴに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月2日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4歳（2005年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。