エンパイアルーラー（2012年生、母フレンチバージン）

エンパイアルーラー（2012年1月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「帝国支配者」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時12歳）と交配したフレンチバージンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方35戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月21日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は538kg。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

5月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートファニーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月7日、中9週で迎えた8戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリージュに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2016年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（6戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今井貴大騎手（7戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエイプリルキッスに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、ハボタン特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウコルシカを半馬身振り切って3勝目を収める

3月2日、中1週で迎えた14戦目は、イカリソウ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェイエルフリートに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月30日、中3週で迎えた15戦目は、『人生を危険にさらせ』出版記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のムーントラベラーを3/4馬身振り切ってファンの支持に応えた。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、たんぽぽ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月21日、中0週で迎えた17戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（12戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルヴィゴラスを次元の違う末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月21日、中4週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた19戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、金沢犀川賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

9月22日、中9週で迎えた21戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のタケルムーンをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

10月18日、中1週で迎えた23戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

11月4日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、キチに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、上田秀男古希記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（15戦7勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、LVR名古屋ラウンドONE（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた27戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（16戦7勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハリーに1馬身半の差をつけて8勝目を掴み取った。

5歳（2017年）

1月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（17戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた29戦目は、もつ鍋賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（18戦8勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた30戦目は、春雪賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（19戦8勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月16日、連闘で迎えた31戦目は、フェニックスアイランド賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（20戦8勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、デルマサンダユウに交わされて4馬身差の2着となった。

3月19日、中3週で迎えた32戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、花巻ひえカレープロジェクト賞（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた33戦目は、奥州衣川衣の滝賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた34戦目は、水沢公園桜まつり賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた35戦目は、花菜好きあじさい賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた36戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、メイカップ（盛岡ダート1800m 小雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた37戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、くずまき高原牧場まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、ジョーゼット賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた39戦目は、レッドスター賞（水沢ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた40戦目は、ひろのまきば天文台星空賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。