トキノシェイヴァン（1996年生、母キタノシルキー）

トキノシェイヴァン（1996年5月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシェイヴィアン（当時9歳）と交配したキタノシルキーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は真歌伊藤牧場。戦績は、地方29戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2000年のポインタース賞(一般B3一)。

経歴

デビュー前

蛯名末五郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

11月13日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したキタノダイマジンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、シンコウタイセツに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（1999年）

1月18日、中6週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、マルブンカングに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエビスジャパンを上がり3位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

2月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のヒヤシンス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のもくれん特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シューペルブにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

5月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、マルヨシカングに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月8日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4歳（2000年）

1月8日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた11戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた12戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

3月24日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデスティネイションを半馬身振り切って2勝目を収める

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（10戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロッドフォンテンに2馬身の差をつけて3勝目を収める

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、カシオペア賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（11戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

5月18日、中0週で迎えた16戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、シューティングスター賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた17戦目は、ポインタース賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（12戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエルカーサテイオーに4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

7月14日、中3週で迎えた18戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（13戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

5歳（2001年）

2月4日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のウインターサンデー特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月10日、中8週で迎えた20戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた21戦目は、工藤伸輔騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず3着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた22戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で工藤伸輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、ロビンナカヤマに交わされて1馬身差の2着となった。

6月11日、中2週で迎えた23戦目は、薮口一麻騎手を鞍上に迎えて、雁坂特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の彦星特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は工藤伸輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の新秋特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（14戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた26戦目は、大麻生特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は工藤伸輔騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた27戦目は、夕涼み特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤伸輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた28戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、秋遅草特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B2 B3（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。