ワイルドゲイル（2008年生、母エアデルフィーヌ）

ワイルドゲイル（2008年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したエアデルフィーヌが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方28戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年のサマーメモリー賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月4日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたラビットファレル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月16日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレティアラを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた3戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’10ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のはつかり特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたビバ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月10日、中4週で迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、2歳S2のハイセイコー記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月14日、中4週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に敗れた。

3歳（2011年）

4月25日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のすすき特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤサカジューシーを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

10月9日、中2週で迎えた11戦目は、秋麗特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るバンブートニを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2012年）

2月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、風花特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月7日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、花月賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた15戦目は、木蓮特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

7月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、トゥインクル・ジャックポット賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトウケイキングに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月13日、中1週で迎えた18戦目は、ペリドット賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のレーヴドベティに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月30日、中1週で迎えた19戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエクスプロージョンに1馬身3/4の差をつけて6勝目をつかんだ。

5歳（2013年）

7月10日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた20戦目は、アルタイル賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（10戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

8月14日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、「SUMMER NUDE」賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた23戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

10月16日、中3週で迎えた24戦目は、時雨月賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2014年）

3月13日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

4月4日、中2週で迎えた26戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた27戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ベンジャミン賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。