ラビットファレル（2008年生、母ミュージックガール）

ラビットファレル（2008年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時11歳）と交配したミュージックガールが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は船越伸也。戦績は、中央平地10戦0勝、地方8戦3勝2着4回。2011年の北斗盃(地方重賞)で2着に入った他、2010年のシニスターミニスター賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

5月4日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワイルドゲイルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月10日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのシニスターミニスター賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したラフメットにアタマ差届かず2着となった。

3歳（2011年）

4月29日、約11か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったパフォーマンスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のアルキバ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のロッサーノを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

10月4日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、一般C1-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジャズロックに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月11日、連闘で迎えた7戦目は、よい食笑味ちゃん特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るオンワードシュネルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月26日、中1週で迎えた8戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したアベニンプラナスにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月4日、中5週で迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

4歳（2012年）

1月21日、中6週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月10日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4月14日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田和真騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた18戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。