マイネルフォーグ（2004年生、母ビーマイフアイア）

マイネルフォーグ（2004年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋火（ポルトガル語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時16歳）と交配したビーマイフアイアが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は永田克之。戦績は、中央平地36戦2勝2着4回。2007年のニュージーランドトロフィー(G2)で2着に入った他、2006年の京王杯2歳ステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、永田克之から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,050万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

9月30日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタケイチゼットに1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月11日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したマイネルレーニアにクビ差届かず2着となった。

12月10日、中3週で迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

3歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

4月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳オープンのマーガレットステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月7日、連闘で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトーホウレーサーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月6日、中3週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月30日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら15番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、6着に入り込んだ。

10月20日、中2週で迎えた11戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの2007ファイナルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦1勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたアンブロワーズ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

4歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた15戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

2月9日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

3月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月13日、中2週で迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、福島民報杯（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のインセンティブガイをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、NSTオープン（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたヤマニンエマイユ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた22戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

5歳（2009年）

8月29日、約11か月の休養明けで迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

10月4日、中4週で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月28日、中7週で迎えた25戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの2009ファイナルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

6歳（2010年）

1月16日、中2週で迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンのバレンタインステークス（東京芝1400m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月24日、中9週で迎えた29戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月28日、中9週で迎えた31戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月30日、中8週で迎えた32戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（京都芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた34戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7歳（2011年）

9月11日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8歳（2012年）

5月27日、約8か月半の休養明けで迎えた36戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。