ノーザングレー（1996年生、母ユーワグレイション）

ノーザングレー（1996年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時22歳）と交配したユーワグレイションが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦5勝2着5回。1999年のサラブレッド大賞典(地方重賞)に勝利した他、1999年のMRO金賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村上牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、村上牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

小林伸義厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1998年）

5月27日、デビュー戦は渋谷裕喜騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた2戦目は、中井博一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムジーパレスから1馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井博一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井博一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中井博一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったコマノワンからアタマ差の2着に甘んじた。

8月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井博一騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のニッポーイチフジに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3歳（1999年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のペガサスカップ（中京(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

3月19日、中3週で迎えた13戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は吉本隆記騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた14戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた15戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳オープンのキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内沢信昭騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた17戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイシュウシラユキに半馬身交わされて2着となった。

8月2日、中1週で迎えた18戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコアタイムに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月15日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトラベラーにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウツミジョオーに7馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

9月26日、中1週で迎えた22戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レオランザンにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた23戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、石川門特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキノクイーンに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユキノショウに1馬身半の差をつけて5勝目を収める

11月23日、中3週で迎えた25戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた26戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

12月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2000年）

4月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた28戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた29戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

5月5日、中0週で迎えた30戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた31戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、あすなろ賞（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。