マリアキラメキ（1990年生、母ビクトリーアピール）

マリアキラメキ（1990年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時15歳）と交配したビクトリーアピールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は石川新一。戦績は、中央平地20戦2勝2着2回。1992年の京成杯3歳ステークス(G2)で2着に入った他、1992年の阪神3歳牝馬ステークス(牝G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

8月16日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したスピードアクセスを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアドリリーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルリマークに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

11月15日、中6週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したマイネルキャッスルを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中2週で迎えた5戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（1993年）

3月21日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月18日、中7週で迎えた10戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1200m 雨/重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉沢宗一騎手（3戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月17日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた14戦目は、富士ステークス（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず最後はダンシングサーパスと並んで5着同着となった。

12月12日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は吉沢宗一騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。

4歳（1994年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた17戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉沢宗一騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2200m 外回り雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉沢宗一騎手（9戦2勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた19戦目は、吾妻小富士オープン（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉沢宗一騎手（10戦2勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた20戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉沢宗一騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。