タイセイコマンド（2018年生、母ブルーブルチャンネ）

タイセイコマンド（2018年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+奇襲部隊」。毛色は鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時13歳）と交配したブルーブルチャンネが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、西村牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって561.6万円で落札された。

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

6月28日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月29日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたアドマイヤハレー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したレッドヴェロシティを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月31日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた8戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャイニングライトを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月20日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菅原明良騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したチュウワエンジェルを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルレガシーをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月31日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2022年）

1月5日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月13日、中6週で迎えた20戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るフローレスクイーンを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月15日、中6週で迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの寒狭川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの一宮特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた25戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた26戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた28戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5歳（2023年）

1月7日、中2週で迎えた29戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月25日、中7週で迎えた32戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 小雨/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラスの白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

7月2日、中8週で迎えた35戦目は、3歳以上2勝クラスの木曽川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた36戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

9月18日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったロスコフから3馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた39戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた40戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。