ファンハウス（1993年生、母ファンシーテースト）

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月11日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、T.テュリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで止まることなく走り抜いたが、マイネルヒーローに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

3歳（1996年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のナビゲーションに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

4歳（1997年）

4月26日、約9か月半の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小林久晃騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた11戦目は、マルチホース特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5歳（1998年）

5月24日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特設（佐賀ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土井道隆騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のステディボーイに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、セラミーカップ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で土井道隆騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で土井道隆騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るニュートリノを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月1日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた16戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で土井道隆騎手（4戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドガンバに2馬身の差をつけて制した。

8月14日、中1週で迎えた17戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で土井道隆騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アラマサリアルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、筑紫野賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土井道隆騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフィールドガンバに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月20日、中2週で迎えた19戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で土井道隆騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。