ダノンアスカ（2005年生、母シェイクハンド）

ダノンアスカ（2005年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時20歳）と交配したシェイクハンドが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）ノースヒルズ。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の赤穂特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノースヒルズマネジメントから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって6,405万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月6日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月4日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

7月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタニノジュレップを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のウルドサリエに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月13日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2009年）

3月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグランドラッチに半馬身届かず2着に敗北した。

4月12日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の赤穂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコンティネントを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4月18日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小牧太騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月20日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（10戦3勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

11月14日、中4週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（11戦3勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（12戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のドクターラオウに1馬身3/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2010年）

4月18日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた17戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の洛陽ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

7月3日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の灘ステークス（阪神ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月6日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（13戦4勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

12月26日、中6週で迎えた20戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の河原町ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

6月5日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。