ブンブクエメラルド（1992年生、母タケノエメラルド）

ブンブクエメラルド（1992年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンテステフ（当時10歳）と交配したタケノエメラルドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は林孝輝。戦績は、中央平地25戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1995年のひめさゆり賞(500万下)。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

7月24日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

12月17日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3歳（1995年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドラゴンアウィンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエスティーソロンに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキネレアを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月1日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた15戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

12月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（1996年）

1月7日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた18戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた19戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたサムソンエッセ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月7日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のように急駛したが、ツクバノーブルに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。