ナスカテイオー（1984年生、母インデイアンジユエル）

ナスカテイオー（1984年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のモンテプリンス（当時7歳）と交配したインデイアンジユエルが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）一珍棒牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方53戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は1988年のオクトーバーハンデ(C1)。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

1月31日、デビュー戦は花松進騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で花松進騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で花松進騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で花松進騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で花松進騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月5日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、高市圭二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高市圭二騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高市圭二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

4歳（1988年）

4月27日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、一般C4イ（三条ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノアサコマに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月5日、連闘で迎えた10戦目は、鈴木春雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4（三条ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後はダイワボナンザと並んで4着同着となった。

5月17日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4イ（三条ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木春雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のタケノアサコマに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木春雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のヘルリッヒをクビ差制して3勝目を奪取した。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木春雄騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヘルリッヒに3馬身の差をつけて優勝

7月9日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木春雄騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のオールアワジョイに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木春雄騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘルリッヒから2馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中7週で迎えた16戦目は、一般C1イ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木春雄騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた17戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般C1イ（三条ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロングフブキをクビ差制して6勝目を手に入れた。

10月30日、中3週で迎えた18戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーハンデ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のミホオーカンに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトテイオーから半馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中2週で迎えた20戦目は、越路賞（新潟(地)ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた21戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐剛紹騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般B2ロ（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐剛紹騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1989年）

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、一般B3ロ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐剛紹騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた24戦目は、一般B3（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐剛紹騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた25戦目は、一般B3イ（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐剛紹騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた26戦目は、韓裕榮騎手を鞍上に迎えて、太白山特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた28戦目は、一般B2ロ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐剛紹騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、飯泉之男騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月7日、中0週で迎えた30戦目は、松原正文騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた31戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松原正文騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた32戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は飯泉之男騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスターリーから3馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飯泉之男騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた34戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飯泉之男騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のテキサスメロディーに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月4日、連闘で迎えた35戦目は、千葉進騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスダシルバーから7馬身差の2着となった。

12月31日、中3週で迎えた36戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B2（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1990年）

4月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、一般B2ハ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は飯泉之男騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月19日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた38戦目は、一般B3（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飯泉之男騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2ロ（三条ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飯泉之男騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2ハ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯泉之男騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーマフバーから1馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた41戦目は、ゴールドステッキ（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千葉進騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた42戦目は、一般B2ロ（三条ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は飯泉之男騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた43戦目は、一般B2ハ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯泉之男騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた44戦目は、一般B2イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉進騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた45戦目は、一般B2ハ（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉進騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた46戦目は、大沢信夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた47戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は千葉進騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったハリープラウドから3/4馬身差の2着となった。

10月14日、中0週で迎えた48戦目は、一般B2（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐剛紹騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた49戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は千葉進騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月25日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた50戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉進騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた51戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉進騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた52戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉進騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1991年）

1月3日、中1週で迎えた53戦目は、一般B3ロ（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で千葉進騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月15日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた54戦目は、伊藤茂則騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた55戦目は、星川兼一郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月12日、中0週で迎えた56戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で星川兼一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた57戦目は、一般C1ニ（上山ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で星川兼一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月9日、中1週で迎えた58戦目は、ジューンマイラーズカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で星川兼一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた59戦目は、一般C1ニ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で星川兼一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールマイトからアタマ差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた60戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で星川兼一郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた61戦目は、一般C3ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で星川兼一郎騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。