プリヒストリー（2015年生、母アーキオロジー）

プリヒストリー（2015年2月12日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「先史」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したアーキオロジーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム有限会社。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2018年）

4月1日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

5月26日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったキングフォルテに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中2週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

4歳（2019年）

4月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウマキシムに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダノンユニヴァースに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメモリーディディに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月7日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた11戦目は、S.フォーリー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

3月15日、中9週で迎えた12戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/重）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月26日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のボマイェをアタマ差振り切って4勝目を手に入れた。

5月16日、中2週で迎えた15戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

7月25日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの豊栄特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。17頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月23日、中3週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月17日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月19日、中8週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの有松特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6歳（2021年）

3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、本郷賞（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、桜坂賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したダイリンウルフにアタマ差届かず2着となった。

4月15日、中2週で迎えた22戦目は、オメガ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、麹町賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた24戦目は、東郷坂賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた25戦目は、ジュピター賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田利雄騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、富士見坂賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、デネブ賞（大井ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた28戦目は、サマーメモリー賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月10日、中3週で迎えた29戦目は、トゥインクルレースっていいなって思った。賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月20日、中0週で迎えた30戦目は、輝ける日々を。賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた31戦目は、ウマい馬券で最終レース攻略!賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた32戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、初霜特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた33戦目は、チャーチルダウンズ特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

7歳（2022年）

1月6日、中2週で迎えた34戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（川崎ダート1400m 雪/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた35戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、桜草賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。