サマーサプライズ（2000年生、母ボールドハンター）

サマーサプライズ（2000年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサマーサスピション（当時8歳）と交配したボールドハンターが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は（有）ヤマイチ牧場。戦績は、地方24戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道5月トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

中村護厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は真島大輔騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は469kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシューワアスリートを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のストレチア特別（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳ハンデ戦のカトレア特別（大井ダート1590m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3歳（2003年）

6月6日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったテツノサンデーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月4日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のペチュニア特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、伸びてきたアラボワール決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のハイビスカス特別（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたフジマックレディー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、脇本一幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトゥモローウィンをアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

9月28日、中2週で迎えた9戦目は、愛宕山特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた10戦目は、おおぐま座特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた11戦目は、週刊競馬ブック賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた12戦目は、深秋特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（7戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2004年）

5月24日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、一般C1三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野崎武司騎手（8戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（9戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた16戦目は、海王星特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（10戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（11戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

10月16日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

5歳（2005年）

6月5日、約7か月半の休み明けで迎えた19戦目は、目黒区特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、足立区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月4日、中3週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦のペリドット特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

8月28日、中2週で迎えた23戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、台東区特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた24戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、江東区特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、抜け出したアメージングパワーに3/4馬身届かず2着となった。