オールマイウェイ（2010年生、母ファヴォリ）

オールマイウェイ（2010年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時21歳）と交配したファヴォリが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、地方24戦7勝2着1回。2014年のかきつばた賞(地方重賞)に勝利した他、2015年の桂樹杯(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、ベーシカル・コーチング・スクールから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって735万円で落札された。

村上実厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2012年）

7月22日、デビュー戦は村上忍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストステップ（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマンセイグレネードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフラワーシーズンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクウンを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

12月2日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1600m 曇/重）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた7戦目は、2歳A（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

3歳（2013年）

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

5月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月14日、中7週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のオパールカップ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルカミカゼに2馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月23日、中4週で迎えた12戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、宮古新里まつりレース（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレディアントデイズを半馬身振り切って5勝目を奪取した。

10月21日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦5勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月4日、中1週で迎えた15戦目は、秋嶺賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4歳（2014年）

3月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、春告げる岩手競馬4月5日開幕（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた17戦目は、仲春特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

5月19日、中2週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた18戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレディアントデイズに3馬身の差をつけて優勝

6月7日、中2週で迎えた19戦目は、地方重賞のかきつばた賞（盛岡芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（15戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレオパルドゥスに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月3日、中7週で迎えた20戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

5歳（2015年）

4月13日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から48kg増やして迎えた21戦目は、卯月特別（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（17戦6勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月19日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、文月特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、地方重賞の桂樹杯（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったボストンリョウマにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。