アイティラブ（2007年生、母ブラックローズ）

アイティラブ（2007年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時9歳）と交配したブラックローズが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方21戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 21。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月28日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月17日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。6着に入り込んだ。

9月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた6戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

4歳（2011年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコクリュウオーに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のスイートロバーツに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったランバレーノに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のディアミクリに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

5月15日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中直人騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月14日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で田中直人騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったマイネルポンピオンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中直人騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、サマーパステルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で田中直人騎手（11戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のディアミクリを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

10月1日、中1週で迎えた19戦目は、薩摩街道伊集院宿賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で田中直人騎手（12戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で田中直人騎手（13戦4勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったサウンドボスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で田中直人騎手（14戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で田中直人騎手（15戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で田中直人騎手（16戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ワールドチャンプにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2012年）

1月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で田中直人騎手（17戦4勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、カシノエイカンに半馬身交わされて2着となった。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。