ミヤギローマン（1992年生、母グランマステイーヴンス）

ミヤギローマン（1992年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時20歳）と交配したグランマステイーヴンスが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地36戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は1999年の秋川特別(900万下)。

経歴

デビュー前

荒木静雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

9月3日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアテンションガールにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、勝ったカオリピークに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったスワノハツユキにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシャングリラを半馬身振り切って未勝利戦を制した。

12月2日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（1996年）

1月13日、中5週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したパワースイープを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベルエポックをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

5歳（1997年）

4月6日、約14か月半の休み明けで迎えた9戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

7月6日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアイランドハヤトを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月17日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアルファマルスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

9月13日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月9日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（7戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトウショウヒューマをアタマ差振り切って4勝目を手に入れた。

6歳（1998年）

1月11日、中5週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

5月10日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鎌倉特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の白馬岳特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

7月11日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の彦星賞（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた24戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた27戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したチアフルマスターに3/4馬身届かず2着となった。

7歳（1999年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（12戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

5月16日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、5歳以上900万下の八ケ岳特別（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（13戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月30日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（14戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のコンプルスキャンに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（15戦2勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

9月18日、約3か月の休み明けで迎えた34戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた36戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。