フジミハミルトン（1991年生、母スピードチグサ）

フジミハミルトン（1991年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラロータリー（当時7歳）と交配したスピードチグサが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地26戦2勝2着3回、地方17戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の黒松賞(500万下)。

経歴

デビュー前

中尾銑治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

9月19日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月30日、中1週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、トナミライデンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアマミビートに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルクライムを上がり1位タイの末脚でアタマ差だけ差し切って勝利をモノにする

3歳（1994年）

1月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた8戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた12戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた13戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた14戦目は、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’94インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったアプローズシチーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

5歳（1996年）

2月10日、約14か月半の休養明けで迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた20戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた23戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったタイキフラッシュを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月22日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦0勝）。18頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい18着に敗れた。

12月5日、約5か月の休養明けで迎えた27戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、カシオペア特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた28戦目は、春待月特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1997年）

1月10日、中1週で迎えた29戦目は、新春特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた30戦目は、大隅三喜男騎手を鞍上に迎えて、天馬特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた31戦目は、春菜特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた32戦目は、うお座特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた33戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、さくら草特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた34戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた35戦目は、野木英文騎手を鞍上に迎えて、桜花特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（5戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月15日、中0週で迎えた37戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、山吹特別（宇都宮ダート1900m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた38戦目は、ヤグルマソウ特別（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は大隅三喜男騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた39戦目は、なでしこ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大隅三喜男騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた40戦目は、地方重賞の太平記記念（足利ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大隅三喜男騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた41戦目は、今平弥騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた42戦目は、百日草特別（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今平弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた43戦目は、ほおずき特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今平弥騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。