アイオロス（2016年生、母アイシークレット）

アイオロス（2016年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンカーク（当時10歳）と交配したアイシークレットが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2018年の川崎ジュニアオープンに勝利した他、2018年のウィナーズチャレンジ11で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2018年）

8月2日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

9月26日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコクサイルビーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月31日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ10（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマブイーグルに6馬身の差をつけて順当に勝利した。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ11（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のゲイムスターに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

3歳（2019年）

2月7日、中6週で迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の雲取賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東京中日スポーツつばき賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月14日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

10月21日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、寒露特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月17日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、脳波怪獣ギャンゴ杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

12月19日、中4週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、株式会社よみうりランド創業70周年賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベニノマーメイドを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、七福神特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた14戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、かながわグルメフェスタ2020in厚木杯（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた15戦目は、南足柄市特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、シートンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた16戦目は、四葉のクローバー賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

7月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、キュンとするまち。藤沢杯（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジョーグランツに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月7日、中3週で迎えた18戦目は、立秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ゼットパッションに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月15日、中5週で迎えた19戦目は、涼秋特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドリームポリーニに2馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

10月11日、中3週で迎えた20戦目は、小六月特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤裕人騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた21戦目は、立冬特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤裕人騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた22戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、チャーチルダウンズ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ターミガンに3/4馬身交わされて2着となった。

5歳（2021年）

1月1日、中1週で迎えた23戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず3着に敗れた。

1月29日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、初春月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月1日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた25戦目は、早花咲月特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るワグナーコーヴを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

9月1日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、フリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた27戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、多摩オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた28戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤本現暉騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた29戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、総の国記念（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた30戦目は、’21 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた31戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

6歳（2022年）

1月1日、中1週で迎えた32戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた33戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、しずおか早春特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた34戦目は、萌え野特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤本現暉騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた35戦目は、天皇杯連覇おめでとう記念（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（6戦2勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月17日、中5週で迎えた36戦目は、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（7戦2勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。