ツクバホクトオー（2006年生、母ステファニーチャン）
Tsukuba Hokuto O
2006.04.04
ツクバホクトオー（2006年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北斗＋王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時14歳）と交配したステファニーチャンが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地36戦4勝2着6回。2008年の新潟2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2012年のダービー卿チャレンジトロフィー(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2008年）
7月12日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたアイアンデューク決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。
8月3日、中2週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオッキオディガットを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。
9月7日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったセイウンワンダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。
3歳（2009年）
1月31日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。
2月28日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。
3月22日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。
4月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。
5月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。
10月4日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。
10月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。
10月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の紅葉ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。
12月19日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の仲冬ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
4歳（2010年）
1月9日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の招福ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に敗れた。
1月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
2月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の銀蹄ステークス（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、セイカアレグロにクビ差交わされて2着に惜敗した。
4月24日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。
5月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入った。
6月20日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のランフォルセに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。
7月17日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（8戦2勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。
8月14日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。
10月17日、中8週で迎えた21戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。
10月31日、中1週で迎えた22戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の東京ゴールデンプレミアム（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。
11月14日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったスターボードにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。
12月26日、中5週で迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の摩耶ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のフェイムロバリーに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
5歳（2011年）
1月9日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったティアップワイルドにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。
2月5日、中3週で迎えた26戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したアーリーロブストを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。
7月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。
8月27日、中5週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。
10月8日、中5週で迎えた29戦目は、ペルセウスステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。
11月20日、中5週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。
12月24日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。
6歳（2012年）
1月22日、中3週で迎えた32戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に終わった。
2月11日、中2週で迎えた33戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。
3月11日、中3週で迎えた34戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、東風ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のネオヴァンドームに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。
4月1日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。
10月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた36戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて18着に終わった。