エアポートメサ（2008年生、母リミウッド）

エアポートメサ（2008年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカにあるパワースポット」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時10歳）と交配したリミウッドが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ナカノファーム。戦績は、中央平地40戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の白川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

11月20日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

3歳（2011年）

2月13日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月8日、中5週で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウカルロを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月13日、中4週で迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝2600m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月1日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したダイワリューリンに半馬身届かず2着となった。

4歳（2012年）

2月12日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のローレルジャブラニに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月7日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマカツゴールドにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリサンセマムをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（5戦2勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

5歳（2013年）

5月4日、約11か月半の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（6戦2勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月8日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島信二騎手（7戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

7月14日、中4週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

9月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（7戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

10月27日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた25戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2000m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月1日、中2週で迎えた26戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2013ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

6歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月29日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7歳（2015年）

7月12日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた32戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天の川賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8歳（2016年）

7月10日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天の川賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月24日、中8週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた36戦目は、L.オールプレス騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた37戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9歳（2017年）

4月9日、約5か月半の休養明けで迎えた38戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り雨/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた39戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。