テイエムコンコルド（1994年生、母サイレントケイ）

テイエムコンコルド（1994年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時14歳）と交配したサイレントケイが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日の出牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の瀬戸内海特別(900万下)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月13日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で和田竜二騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダイワボーシュウに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で和田竜二騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

2月22日、中3週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は12戦連続で和田竜二騎手（11戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた13戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたインターリミテッド決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月6日、中2週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダークブルーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコンメンダトーレに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月1日、中3週で迎えた17戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で原田聖二騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で原田聖二騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で原田聖二騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月24日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で原田聖二騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で原田聖二騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のネーハイエンプレスをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（1998年）

10月10日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で原田聖二騎手（9戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

12月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で原田聖二騎手（10戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

5歳（1999年）

1月9日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で原田聖二騎手（11戦2勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた25戦目は、愛知県畜産特別（P）（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で原田聖二騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。