ボルザコフスキー（2019年生、母ベラルーサ）

ボルザコフスキー（2019年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキズナ（当時9歳）と交配したベラルーサが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はハクレイファーム。2024年の六甲ステークス(オープン)に勝利した他、2024年の洛陽ステークス(オープンハンデ)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ハクレイファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、犬塚悠治郎によって4,400万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月23日、中9週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、伸びてきたシゲルローズマリー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたルージュカルミア決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5月28日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のブローヴェイスに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月1日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスーサンアッシャーをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

10月16日、中1週で迎えた10戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鷹巣山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4歳（2023年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシティレインボーをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた14戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの戎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったメイショウシンタケに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

4月2日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの心斎橋ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの立雲峡ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したアナゴサンに半馬身届かず2着となった。

5月21日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はD.レーン騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず14着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

11月19日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2023ファイナルステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るクルゼイロドスルを上がり4位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を獲得した。

5歳（2024年）

2月10日、中5週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの洛陽ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

2月25日、中1週で迎えた22戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1400m 小雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上はB.ムルザバエフ騎手（1戦1勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた23戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、六甲ステークス（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワールドウインズをハナ差振り切って5勝目を手中に収めた。

4月21日、中3週で迎えた24戦目は、G2のマイラーズカップ（京都芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦1勝）。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの安土城ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村誠之助騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた26戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのパラダイスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月14日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村誠之助騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。